トーキョーへはもうなんどもいきません

去年夏以来のトーキョー行きをしたのは16日金曜日
平日の10時なのに、北千住から上野までの地下鉄の混みように驚く。
田んぼのなかの日常では、車両1個分のひとに一日かけても出会わない。
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新宿行きの通勤電車のドア周辺は 隙間なくひとで埋まっていて、
毎日そこに押し込まれて職場に通った遠い記憶、40年前。
それは4年間で終わったけれど
あのままずっと東京で暮らしていたら、
さて私はどんなになっていたのか?
ぼーっと窓の外眺めながら妄想。
おかげで立ちんぼのままの茅場町への時間は無事消化。

茅場町乗り換えで竹橋へ
竹橋駅に10時40分頃着くと、
ホームどちらも人の数はまばらで、
マスクをした駅員さんが
演歌をマスクの下で小さく唄ながら脇を通り過ぎた。
平日この時間 わたしのイメージどおりの風景がようやく。
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外へ出ると雨が降り出したところだった。
待ち合わせは国立近代美術館前の黒い椅子
チケット売り場で並ぶことなくすぐ2枚購入できた。
長い開催期間のその終わりの頃で
おまけに雨降りだからと
内心喜んだけれど、
11時過ぎに中に入ったら絵の前は最後まで行列の混雑だった。

200枚もの絵の展示は画家の一生の展示。
若い頃の暗い写実的な風景画や人の絵があって
変遷していく絵。

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13、4年前の仕事場でわずかな時期だけ一緒に働いた5才年上のひとが
今住む場所からトーキョーに来ている連絡もらってここで会う約束。

わたしの5年先を生きているそのひとは
また復活していて 
お洒落もしていて
あいかわらず元気で
それを見てわたしは嬉しかった。


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美術館を出て
竹橋から日本橋通って水天宮のある人形町まで傘さして歩いた。
歩きながらずっと話すことが切れなくて、
歩いてしまった。



ちょっと待っててね、と
雨で並ぶ人少ないからとたい焼きやさんへ。
有名なところのようで
この先ここに来ることもないでしょうと
たい焼き6個が土産と手渡された。


この先また逢うことはないかもしれないひとと
この先食べることはないというたい焼き土産に
トーキョー12800歩で
帰り着いた地元の駅の階段降りる時
膝ががくがくした。








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by karakaze99 | 2018-03-18 07:00 | でかける | Comments(0)

青空は誰の上にもひろがって


by ふたば
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